往復書簡⑤ いつから子どもだけで遊べるの?
プラットフォームデザインlab/原田愛・松本ゆい
コラム

往復書簡⑤ いつから子どもだけで遊べるの?

プラットフォームデザインlab/原田愛・松本ゆい

目次

愛さんへ

地図のお友達、まだ学校外では遊べていないんですーー。泣

結局やはり親の連絡先がわからないからこちらからは何も出来ず、今も学校外では遊べずにいます。

息子の話しを聞くと、彼とは学校の中休みなどで遊んでいるみたいですが、まあ、当分はそれで仕方ないよね、、と思っています。

娘ちゃんとの寝る前の時間、とても素敵ですね。

愛さんの娘ちゃんが、自分の中だけで大切にすることや、これはママに話したいこと、などを彼女なりの想いで一生懸命考えているんだろうな、と想像すると私が泣けてきてしまいます。本当に可愛らしいですね。

話がそれますが、最近異様に涙もろくなりました。笑

先日、幼稚園見学に行ってきたのですが、年長さんが運動会用に鼓笛隊の練習を頑張ってる姿を見て、一人で泣いてしまいました。私完全に他人の親なのに。やばいですよね。笑

話しを戻しますが、学校生活が見えない分、対話の時間を持つことの大切さを、私も実感しています。

うちの息子は自分のことを話すのが得意ではないようなので、聞いても本当にちょっとしか答えがかえってこないのですが、でも私から話しかけるとぽつぽつ学校でのことを話してくれます。
そのうち私が色々聞くことを面倒くさがられる日がくるかもしれませんが、それまでは息子と一緒に色々おしゃべりしたいな、と思います。

いつから友達だけで遊べるの?という話題ですが、うちはこの前初めて友達だけで遊ばせてみました。

土曜日に小学校の運動会があり、運動会から帰ってくるなり「〇〇と遊ぶ約束をした!お昼ごはんを食べたら〇〇が迎えにくる!」というので待ってたところ、本当に〇〇君が一人で迎えに来てくれました。

子ども同士、お互いスマホなどの連絡手段がないので、口約束をしたらもうそれを信じるしかなく、「本当に〇〇は来るのだろうか?」「いつまで待てばいいのだろうか?」「〇〇が来なかったら息子は傷つくんじゃなかろうか」と色々心配しましたが、無事〇〇君が迎えに来てくれたので、息子と一緒に私まで大喜びしてしまいました。

うちの近所の公園で遊んでね、二人でどっかに行っちゃだめだよ、用事が終わったら迎えに行くからね、とお約束をし、私はその場を離れました。

娘の美容院が終わり公園に向かうと、すでに二人の姿はなく、息子は帰宅していました。

聞くと、お友達が習い事があるから帰った、とのことでした。

少しの時間だったけど、ちゃんと約束通り公園内で遊び、時間になったら自分達で判断して帰宅して、偉いな、と感心しました。

ただ、友達が無事に帰宅したか確かめる手段がないことや、二人で遊んでいる間、近所やまわりに何かしら迷惑をかけている可能性があるかもしれないことなど、親側の心配は解決できていません。どうしたものか。

子どもの「やりたい」に対してどこまでこたえられるかは、その子自身の性格や、家族環境、周辺環境などによるのでなんとも言えないのですが、我が子と会話をしながら、できることを増やしていきたいです。

少なくとも今回の二人だけ遊びは、たぶん、やれて良かったな、と思っています。

とはいえ!子どもの全てをしっかり見守っていた保育園時代とは色々とかなりギャップがあり、戸惑うことばかりです。母も一緒に一年生になってる気分です。

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ゆいさんへ

お友達、本当に迎えに来てくれたんですね!

小さな二人が自分たちで約束して、その約束をちゃんと守れたことに、なんだか感動してしまいました。お友達が迎えに来てくれたときの、息子くんの誇らしげな顔が目に浮かぶようです。ゆいさんも一緒に大喜びしてしまったというところ、すごくわかります(笑)。

そして、ちゃんと公園で遊んで、お友達の習い事の時間になったら帰ってきたんですね。子どもたち、すごいなあ。

前のお手紙では、いつから子どもだけで遊ばせられるんだろう、と書きましたが、今回のお話を読んで、何かあったときにすぐ駆けつけられるくらい近くの公園なら、うちも行かせてみたいなと思いました。

でも、やっぱりまだ不安もあります。

娘を信頼して、できることを増やしてあげたい気持ちと、危険なことやトラブルから守ってあげたい気持ち。どちらもあって、なかなか簡単には決められないですね。

きっと、娘の様子を見ながら、私自身も少しずつ慣れていくしかないんだろうなあ。

それから、ゆいさんの涙もろくなった話!

私も、すごくわかります(笑)。

娘がまだ保育園に入る前、抱っこして散歩していたときに、近くの保育園で運動会の練習をしている子どもたちを見かけたことがありました。全然知らない子どもたちなのに、一生懸命頑張っている姿を見ていたら、涙が出てきてしまって。

産後で少し不安定だったこともあるのかもしれませんが、いつか娘もこんなふうになるのかな、なんて想像していたのかもしれません。

そういえば、保育園最後の運動会や卒園式も、当日より、むしろその日を想像しているときの方が泣けたりしました(笑)。

芝居や映画を見ていても、以前より涙もろくなった気がします。感情が動きやすくなっているのかなあ。

そして、最後の「母も一緒に一年生になってる気分」という言葉。読んでいて、本当にそうだなあと思いました。

子育てをしていると、子どもに教えることよりも、教えられることの方が多いんじゃないかと思うことがあります。

自分の器の小ささに気づいて、もう少し辛抱強く待てるようになりたいと思ったり。忙しくしていると見過ごしてしまうような小さな生き物や、空の色、虫の声に、娘が気づかせてくれたり。

最近は、休日にどこへ行こうか、何を食べようかと相談すると、「パパが行きたいところにしよう」「ママが食べたいものなら、私も好きだから何でもいいよ」なんて言ってくれることがあります。

どうしてそう言ってくれるの? と聞いてみたら、「いつもパパとママは私が行きたいところへ連れて行ってくれるから、今度は私が連れて行ってあげようと思って」と。

そんなふうに考えていたんだ、と驚いてしまいました。

そういえば、子どもが落ち込んでいるとき、親がいくら話を聞いても元気にならなかったのに、お友達と会ったら元気になった、という話を聞いたことがあります。

うちの娘はまだそんな感じではないけれど、これから友達との関係が広がる中で、親子の関わり方も少しずつ変わっていくんでしょうね。

小学校生活も、親子そろってまだ一年生。戸惑うこともありそうですが、そんな変化も楽しみにしていたいなと思います。