親子観劇 うまくいかなかったレポ
プラットフォームデザインlab 松本ゆい
お世話になっております。
突然ですが、親子観劇がうまくいかなかった話しを聞いていただけますか。
先日、うちから車で1時間ほどの場所にある国営の公園内で、子ども向け演劇フェスティバルをやるという情報をキャッチしました。チラシのラインナップを見ながら、「これを観たい」「これも観せたい」「ということはつまり○時に家を出て…」とわくわくしながら色々計画を考え、当日を迎えました。
家族4人で行きましたが、予想外にフェスティバル会場の駐車場が閉鎖されており、駐車場迷子に。当日たまたま市のマラソン大会が行われており、フェスティバル会場がぐるりと交通規制されており、近づけない状態でした。近隣パーキングもいっぱい。
土地勘の無い場所だったので駐車場を探しているうちに、目当ての公演時間が過ぎてしまいました。焦る大人。ぐずり出す子ども達。もう1時間以上車に乗っているので無理もありません。
やむを得ず車を夫に任せて、子どもと私だけ降りてダッシュで会場に向かいました。走る親子。迷う道。規制のせいで近づけない少し遠くにいる誘導のおじさんに大声で会場入り口を聞きました。
やっと着いたと思ったら、会場の入り口には常設の工作ワークショップエリアがあり、子どもの目がそこに釘付けになってしまいました。
その工作エリアはフェスティバルの一環ではなく、もともといつも子ども向けに工作ワークショップができるエリアとして設けられており、子ども二人はまず目に入ったそこに入りたがってしまいました。
「え!演劇を観に来たんだよ!演劇観ようよ!」と言っても、もう目に入ってしまった工作に釘付けで、目に見えない「えんげき」にはまったく興味を示さず、「いやだ。みたく無い。作りたい。」と言われてしまいました。
今ここで機嫌を損ねると後が大変かも、と思い、取り敢えず工作エリアに入りました。
そしてその後も何度か「お願いだから演劇を観よう」と誘いましたが、子どもはどんどん工作に夢中に(とても充実した工作エリアでした笑)。

「ここまで来て嘘でしょ」と思いましたが、でもしかし、そもそも今日は子どもの為に来たのだから、子どもが演劇より工作が良いと言うならもう工作でいいか…、と思い直し、私も一緒に工作に。
車を停めてあとから来た夫も、何も言わずに一緒に工作をしてくれました。
工作がひと段落して、やっと長男の気持ちが他に向いてきたので、二人で観劇エリアへ。その時間にやっていた演劇を後ろからそっと二人で観ましたが、結局途中退室しました。
後から入ったので観づらい場所だったことと、途中からだったのでストーリーに今ひとつ入っていけないことから、長男に「もう(観なくて)大丈夫。」と言われてしまったからです。
私も、「確かに来たし、観た。うん。」と自分に言い聞かせ、静かに会場を後にし、あとは建物のまわりの広い広場を子ども達と走り回って帰りました。
結局子どもは楽しんでくれたし、いつもと違う体験ができたんだから、良かったじゃん!と無理矢理自分に言い聞かせましたが、やっぱり演劇って、その時その場所でしか観られないから、それを子どもと一緒に「わあー」って観たかったんだよ、私は…!という残念な気持ちでいっぱいになってしまいました。
子どもとの観劇、みなさんはどんな経験がお有りでしょうか。

