文学座こどもげき《みんなのアトリエ》:参加レポート
プラットフォームデザインlab 原田愛
コラム

文学座こどもげき《みんなのアトリエ》:参加レポート

プラットフォームデザインlab 原田愛

目次

企画説明

2026年7月18日〜21日まで、信濃町にある文学座アトリエが、《みんなのアトリエ》になりました。舞台美術・音響・照明・身体表現などのワークショップとお芝居をあわせて楽しめるアートイベントです。
1回ごとに参加することも、いくつかを組み合わせて1日ゆっくり過ごすこともできます。子どもも大人も、それぞれの楽しみ方で過ごせる4日間のプログラム。今回は、プラットフォームデザインlabの松本と原田が、それぞれ親子で参加したレポを書いていきます。

 

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7月21日、文学座こどもげき「みんなのアトリエ」の最終日に、娘と一緒に参加してきました。

会場は、文学座アトリエ。普段は稽古や公演が行われている、演劇をつくるための場所です。

この日はお昼過ぎから夕方まで、「おはなしの芽『アリとハト』」への参加、「おおかみときつねとの物語」の観劇、そして「舞台の照明と音響を体験してみよう!」の見学と、3つのプログラムに参加・鑑賞させていただきました。いろいろな角度から演劇に触れる一日になりました。

みんなでつくる「アリとハト」

最初に参加したのは、「おはなしの芽『アリとハト』上映会」。

参加者にはそれぞれ役割があり、娘は抽選で決まった「絵を描く人」として参加しました。

実はこの上映会の約1か月前にはオンラインでの打ち合わせがあり、事前申し込みをした子どもたちと、ファシリテーターの添田園子さん、音楽の西岡野人さん、そしてナレーションの声で参加される高瀬哲郎さんなどが顔を合わせました。

オンラインで打ち合わせを行い、作品もデータで提出するという形式は、東京以外に住んでいる方だけでなく、たとえば入院中など、会場に足を運ぶことが難しい子どもも参加できるように考えられたものとのこと。演劇への参加の仕方を、最初から幅広く考えていることがとても素敵です。

打ち合わせでは、自己紹介のあと、今回のために書き下ろされたスペシャル台本に合わせて、誰がどの部分を担当するかをくじ引きで決定。娘は後日、担当する場面の絵を2枚描き、メールでデータを提出しました。

「アリとハト」娘の描いた絵
「アリとハト」娘の描いた絵

上映会当日は、みんなの声や音、絵を集めて編集された動画を鑑賞しながら、さらに絵を描いたり、みんなでアリの声を録音したりしました。その場で生まれた絵や声も新たなピースとして加わり、作品が完成していきます。

絵を描く人、効果音をつくる人、お話を読む人……。それぞれが自分の役割を担い、一人ひとりの力が合わさって、ひとつの作品ができあがっていきます。

誰か一人が中心になってつくるのではなく、それぞれのできることを持ち寄って作品が完成していく。そのプロセスそのものが「アリとハト」の物語とも重なっているように感じられたのが、とても印象的でした。

娘にとっても、「自分の描いた絵が作品の一部になる」という経験はうれしかったようです。

作品のために描いた絵は、事前にスキャンしたデータで提出していましたが、当日は原画も持参。一緒に参加した子どもたちや、添田さん、西岡さんの前で、自分の絵を発表する時間もつくっていただきました。

完成した作品を見るだけでなく、自分のつくったものを持ち寄り、ほかの参加者のつくったものにも出会い、それらがひとつの作品になっていく。その過程を親子で一緒に経験できたことが、素敵な思い出になりました。

会場で絵の説明をする様子
みんなの前で絵の説明をする様子
「アリとハト」チラシ
愛情たっぷりのミニチラシ
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