往復書簡① 小1生活、最初の1ヶ月どうでした?
プラットフォームデザインlab/原田愛・松本ゆい
目次
ーゆいさんへ
お返事を読んで、「そうそう…!」と何度も頷いてしまいました。
名前付け、書類、持ち物確認、本当に終わりがないですよね。
「小一の壁」という言葉は聞いていたけれど、実際に渦中に入ると、想像していたよりずっと細かいことの連続で、常に頭のどこかで学校のことを考えている感覚があります。
「心配性ソワソワ母さん」、とてもよくわかります。
私も、学校生活で困っていないかな、お友達とうまくやれているかな、とつい気になって、あれこれ聞いたり、口を出したりしたくなってしまいます。
入学前にやっておいて良かったなと思うのは、机に向かって座ることや、ある程度の時間話を聞くことに慣れておけたことかもしれません。(我が家の場合は、修学準備も兼ねて幼児教室に通っていました)
小学校では、子どもたちが思っている以上に「座って話を聞く」時間が長いんだな、と入学してから改めて感じています。
ただ、子どもの立場になって考えると、保育園生活から小学校への変化って、本当に大きいなと感じています。
今までと全然違う環境の中で、毎日座って話を聞いているだけでも、実はかなり頑張っているのかもしれません・・・!
学校からは、「これからは“手をかける”より、“目をかけて”ください」と言われたことが、今も印象に残っています。
親はどうしても失敗しないように先回りしてしまいたくなるけれど、全部を整えてあげるのではなく、自分でやってみる姿を見守ること。そして、困った時には話を聞けるようにしておくこと。
頭ではそう思っていても、実際にはなかなか難しくて、私も毎日試行錯誤しています。
少しずつ、「まあ大丈夫か」と思える瞬間が増えていくのでしょうか。
また今度、その後の変化も聞いてみたいです。
「手を出さずに、目を配る」ことで、ゆいさんが心掛けていることってありますか?
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ー愛さんへ
椅子に座って話しを聞くって、実はとても大変ことなんですね。その練習が事前にあって良かった、というのはとても重要な情報な気がします。うちもやっていれば良かった…。
先日公開授業があったのですが、うちの子は座ってはいるものの、常にあっちやこっちを向いたり、手遊びしたり、全然集中できておらず、こんなんで毎日やってけるの?とまた心配になってしまいました。
ソワソワ。
「手を出さずに、目を配る」
私が心掛けていることは、そうですね…。まだあまりできていないのですが、子どもが「やりたい」と言ったことはなるべく聞いてあげる、叶えてあげる、その上で見守る、ですかね。
先入観や私の考え方で、なんでも「だめ」と言いがちですが、やらせてみたら案外良かったかも、ということはいくつかあります。
まずゲーム機ですが、いつから解禁しよう、と悩んでおりましたが、息子がやりたいと言うので与えてみました。今の息子にはまだ早いのでは?と思うような少し難解なソフトを自分で選んでいましたが、ゲームブックをせっせと読みながら自分の世界を構築していっている姿を見ると、案外良いかも、と思えました。時間も1日45分で制限しているので、長すぎず、良い気分転換になってるみたいです。
あとは一人で登下校、です。
うちから小学校へは、子どもの足で歩いて12〜3分ほどですが、その間信号が無い横断歩道が二箇所あったり、自転車や車の通りが多い道があったりと、一人で通わせるにはまだ早いかな、どうしようかな、と迷いながら送り迎えをしていました。
(だって今まで一度も一人で歩かせたことがないから!)
だけど本人は一人で行きたかったようで、試しに「一人で小学校行ってみる?」と聞いたところ、鼻の下をのばして「いいの?!」と喜んでいました(息子は本当に嬉しくなると鼻の下がのびます)。
今のところ事故なく、(たぶん)問題なく、登下校できています。
蓋を開けてみたら、ゲームも一人登下校も良いことが多く、本人の希望を聞いて良かったな、という気持ちです。一方で「サッカーチームに入りたい」と言われた時は、「待って待って待って。それだけは慎重に考えよう。」と保留にしました。親の負担が膨大系はすぐに「YES」とは言えません。苦笑
私もまだまだ試行錯誤ですが、だんだんと訪れる子離れを意識して、「行ってこい!やってこい!」と言えることを増やしていきたいです。
今この文章を書いていて思いましたが、「子どものやりたいはなるべく叶えてあげる」という考え方は、私の親からきているものでした。「お母さんは絶対に私の話しを聞いてくれる」という確信は、私の中でとても大きな安心スポットでした。だから私も子どもに対してそうでありたいと思っています。
さて、次回のお手紙交換はどんな内容になるでしょう。5月はどんな感じでした?から始まって、小学校と仕事の両立の実際や、放課後の過ごし方、なんてお話しできるといいな、と思います。
今後ともよろしくお願いします。

