愛さんへ
9月も過ぎ、なんだかやっと、息子も私も小学校生活に慣れてきたように思いますが、愛さんはいかがでしょうか。
我が家では、小学校から帰る→ランドセルの中身を全部出す→おやつを食べる→宿題をやる→明日の教材準備→自由時間、というルーティンが定着し、息子も何も言わなくても自分からやるべきことをやるようになってきたので、それで落ち着いてきたと感じているのかもしれません。
ただ、新たな悩みの種がちょっと芽を出し始めたので、ここでお話しさせてください。
ここ最近、息子の友達付き合いのことで「むずかしい!」と思うことが増えてきました。
息子はとにかく友達と一緒に過ごすことが楽しいようで、帰ってくるなり「〇〇(友達の名前)とこのまま一緒に遊んでいい?!」とよく聞いてきますが、私はその〇〇の親を知らないんですよね。
うちはいいけど、〇〇の家は大丈夫なの?まずは家に帰った方がいいんじゃない?といつも心配になります。
〇〇は「うちは大丈夫!」と言って遊んでいますが、子どもの言うことを鵜呑みにする訳にもいかないので、なるべく速やかに解散させています。
保育園の頃も友達と遊ぶことはありましたが、当然ながら親ありきで遊んでいたので、親同士の繋がりがなく、子どもだけで遊ばせることの勝手がよくわからないんですよね。
相手の子の親に連絡をしたいけど、連絡先どころか顔すらわからない状況ですし、この先もどうやったら接点をもてるのかよくわかりません。
親の顔が見えない、って結構な不安要素なんですね。それとも私が心配し過ぎなんでしょうか…?
この前も息子から「次の日曜日に〇〇(また別の子)と遊ぶ約束した!地図も書いてもらった!」と言って友達が書いた地図を見せてくれたのですが、とても可愛らしい手書きの地図で、何一つ情報がひろえなくて思わず笑っちゃいました。でもやっぱりその子の親も家も連絡先もわからないから、遊びようがないんですよね。
子ども同士であーだこーだ話しながら、一生懸命地図を書いてくれたんだろうな、息子も嬉しそうだな、と思うと申し訳ない気持ちになってしまいます。
何人かの先輩ママから、「PTAに入ると良いよ!」と言われたことがあるので、試しに登録したのですが、PTA活動が平日の昼間が多いので、仕事で全然参加できないという。。
とにかく最近うちの子は、友達と遊びたい欲求がすごいのですが、そんなこんなであまり遊ばせてやれずです。他のみなさんはどうしてるの〜!とお聞きしたい気持ちです。
-----
ゆいさんへ
お友達が描いてくれた地図の話、思わず笑ってしまいました。きっと自分の家までの道を一生懸命描いてくれたんでしょうね。子どもたちだけで日曜日に遊ぶ約束までしていたなんて、なんだかかわいいなあ。
でも、親としては困りますよね(笑)。
うちも、お友達と遊ぶときは親が送迎したり、一緒について行ったりすることがほとんどです。保育園の頃からのお友達なら親同士も知っているけれど、小学校で新しくできたお友達となると、私も親御さんの顔も連絡先も知らないことが多くて。子ども同士で約束してきたら、やっぱりどうしたらいいか迷うと思います。
そういえば最近、保育園時代のママ友たちと、ちょうど同じような話になりました。
「1年生って、もう子どもだけで遊ばせてる?」
そのとき集まったメンバーはみんな「まだ親がついていく」派で、子どもだけで遊んでいる子を見るとちょっと心配になるよね、という話も出ました。
一方で、上にきょうだいがいるおうちでは、もう一人で公園や児童館へ行っているという話も聞きます。友達同士で待ち合わせをして遊んでいる子たちもいるようです。
そういう話を聞くと、じゃあ、うちはいつから一人で遊びに行かせるんだろう? と考えてしまいます。1年生が一番交通事故が多い、などの話などを聞くと、ますます心配になるし。でも、いつまでも親がついていくわけにもいかないですよね。
何歳になったら、というより、何ができるようになったら安心して送り出せるんだろう。
それに小学校に入ってから、親の知らない友達や出来事がずいぶん増えましたよね。
娘が入学したばかりの頃は、それが結構不安だったんです。学校でどんなことをしているんだろう、誰と仲良くしているんだろう、嫌なことはないかな、と。
保育園の頃は先生からその日の様子を聞く機会も多かったけれど、小学校ではそういうこともほとんどなくなってしまって、どうしようと思っていました。
でも、最近は少し気持ちが変わってきました。
お友達と一緒にいて楽しそうにしている娘を見ると、私の知らないところで、こんなふうに友達との関係をつくっているんだなあ、と嬉しくなります。
我が家では、学校からいただいたお祈りの冊子を使って、寝る前に一日を振り返る時間をつくっています。話したいことは声に出して話すけれど、話したくないことは心の中で答える、ということにしているんです。
最近は、学校での出来事を聞いても「ないしょ」と言って答えないことが増えました。かと思えば、そんなことがあったの?!と驚くようなことを教えてくれる日もあります。
以前だったら、もう少し詳しく聞きたくなっていたと思うのですが、今は「ないしょ」と言われるのも、なんだか嬉しいんですよね。
もちろん、友達との関係は楽しいことばかりではないようで、悲しいことや悔しいことがあったと話してくれる日もあります。
そんなときは「悲しかったね」「悔しかったね」と話を聞きながら、その出来事をどう受け取ったらいいのか、一緒に考えたりしています。家族がどれだけ娘のことを大切に思っているか、という話になることもあります。
そうやって娘と話していると、不思議と私自身も落ち着くんです。娘を慰めようとして話しているはずなのに、自分が今どんな気持ちなのか、何を大切にしたいのかを確かめ直しているような時間になっています。
ゆいさんのお手紙を読んで、子どもが友達との関係を自分でつくり始めると、親の方も、少しずつ関わり方を変えていくことになるんだなあと思いました。
とはいえ、実際に「日曜日に遊ぶ約束してきた!」と言われたら、私もきっと困ると思います。相手の親御さんと連絡が取れないまま、どこまで子どもに任せていいのか、まだまだわからないことばかりです。
子どもたちは、親が思っているよりずっと先に、自分たちの世界を広げているのかもしれませんね。
ところで、あの地図を描いてくれたお友達とは、その後遊べたんでしょうか?(笑)











