「座談会」という、つながり続けるための小さな実践


8/9開催こえのばに寄せて/プラットフォームデザインlabより
お知らせコラム

「座談会」という、つながり続けるための小さな実践



8/9開催こえのばに寄せて/プラットフォームデザインlabより

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いよいよ一週間後に迫った「こえのば」。

今回は、イベントの中心となる子育て「座談会」について、少しだけお話ししたいと思います。



「座談会」と聞くと、何か意見を言わなければいけない場、発言する人が中心になる場というイメージを持つ方もいるかもしれません。 

演者、スタッフ、制作者、劇場関係者、舞台芸術に従事する様々の方々。

子育て中の人、子どもがいない人、これから子どもを持ちたいと考えている人。
同じ舞台芸術に関わっていても、立場が違えば感じていることが少しずつ違っていたり、実はお互い知らなかったこともたくさんあります。


「こえ」にできないことは、案外…たくさんある

プラットフォームデザインlabや「こえのわ」ではこれまで、取材や座談会を通して多くの声を聞いてきました。

「子どもができたら仕事は続けられるだろうか。」

「稽古場に子どもを連れて行けない。」

「周囲に迷惑をかけるのではないか。」

「フリーランスだから相談する相手がいない。」

こうした出来事は、一人ひとりの個人的な悩みのように思えますが、それは決して個人だけの経験ではないことを知りました。


一方で、それらを安心して話せる場所があるかというと、現状決して多いとは言えません。
また話すことだけですべてが解決するわけではありません。

それでもそうした場や、誰かの言葉がまた誰かにとって新しい視点になったり、自分の考えを見つめ直すきっかけになったりすることがあります。だからこそ、「話せる場所」があること自体に意味があるのだと思っています。

また「子育て」をテーマにすると、「当事者だけの話」と受け取られることがあります。

不規則な稽古時間。フリーランス中心の働き方。長期公演や地方公演。ケアを前提としていない働き方。

こうした環境は、子育てだけでなく、介護や病気、様々なライフステージの変化など誰にでも起こり得る出来事とつながっています。

子育てと生活をどちらも大切にしたい、舞台芸術の仕事を、誰もが無理なく関わり続けられる環境とは何だろうと当事者だけでなく、知ってもらうためにも様々な方と一緒に考えたいのです。


座談会は聞いているだけでも、参加になる!

座談会では、「話すこと」だけが参加ではないと思っています。

その場に居合わせ、耳を傾けること。誰かの言葉を受け取ることも大切な参加の在り方です。話す人だけでは対話は生まれません。

聞いている人がいるからこそ、安心して言葉を手渡すことができます。


だから、「何を話せばいいかわからない」と思っている方も、どうぞ気負わずに来てください!

その場にいてくださること自体が、この座談会の場をつくる一つの力になります。


もしかしたら誰かの言葉に耳を傾けることで、これまでうまく言葉にできなかった不安やモヤモヤに気づいたり、「自分だけではなかったんだ」と感じたりする瞬間があるかもしれません。

話すこと/聞くこと/その場にいることのそれぞれの参加の在り方が、この座談会の場を作ると考えています。

ゆるやかにつながり続けるために…

座談会を通して、「コミュニティをつくること」や「連携」だけを目的に活動しているわけではありません。


舞台芸術と子育てというテーマを通して、舞台芸術の創作や働き方に必要な「余白」を一緒に考えたいのです。

「答え」や「ゴール」を急がず、共感したり、時には違いをそのまま持ち寄りながら言葉を交わし、ときどき耳を傾ける。


強すぎる結びつきでもなく、弱すぎる関係でもないゆるやかなつながり。

業界の中にそうしたつながりが育まれることで、子どもを育てながら舞台芸術に関わり続ける人や、一度現場を離れたものの、もう一度関わってみたいと思う人の後押しになればと考えています。
また、現場を離れてしまったとしても、観客として「ここにいてもいいんだ」と感じられる居場所を、育んでいけたらと思っています。

これまでの私たちの座談会も、これからある「こえのば」の座談会が対話を通して人と人との関係をつなぎ続ける、小さなインフラのような存在になれたら嬉しいです。

ご参加お待ちしています!

プラットフォームデザインlab一同
記事作成:中村友美

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