俳優Kさんの一問一答インタビュー
舞台芸術と子育てについて気になることを聞きました。
目次
企画説明
舞台芸術と子育ての両立について、俳優・スタッフ・様々な立場の方々に普段感じていることを一問一答でインタビューしました。
仕事や創作する現場の役割に限らず、家庭環境、サポートの環境など、さまざまな要素により、舞台芸術と子育てのあり方は変わってきます。
今まさに「舞台芸術と子育」に向き合っている方々が感じていること、そのリアルな声を集めて発信していきます。
対象者の紹介
俳優Kさん(女性)、子ども一人
ご自身が仕事で育児ができないとき、育児を誰に頼っていますか
配偶者・パートナー
配偶者・パートナーの仕事を教えてください
芸能事務所マネージャー
家族内におけるご自身が担っている『育児』の割合はどの程度ですか?
6割
家族内におけるご自身が担っている『家事』の割合はどの程度ですか?
4割
仕事の理由から、子どもを持つことに迷いや不安はありましたか?迷いや不安があったとお答えの方はその内容を教えてください
持つ前は具体的に想像できていなかったです。考えが甘かった!
子どもを持つことで舞台芸術活動との関わり方、仕事量に変化はありましたか?変化がありましたらその内容を教えてください
俳優なので、妊娠発覚で10本ほどの仕事をお断りすることとなってしまいました。
すべてが舞台中心の生活だったのですが、すべてがなくなり、家業の仕事を増やしフルタイムで働く生活になりました。
子育てと舞台芸術活動を両方する上で、困難を感じた経験はありますか?もしありましたら具体的に教えてください
どうしても主人の負担が増えてしまいます。
主人のワンオペの時間が増えてしまうので、心身ともに疲れさせているなと感じます。
子育てと舞台芸術活動の両立が困難だと感じた時、どんな情報がほしかったですか?
24時間保育園、とにかく18時半以降見ていてくれる人の存在など。
子育てと舞台芸術活動を両方する上で、どんな環境が理想的だと思われますか
安心して子供を預けられ、それに余計な申しわけなさを持たずに済む環境。
舞台芸術活動をしている方で、これから子どもを持ちたいと考えている方に対して、何かメッセージはありますか
若いときに大先輩に、紙おむつとミルクは国がくれるから大丈夫!なんとかなるよ!産みなさい!と言われました。笑
俳優の場合は労働環境だけでなく、身体の形の変化なども大きいですし、妊娠中は物理的に仕事が出来なくなります。
仕事を断ることはつらいですし、何よりご迷惑をかけてしまう申し訳なさが大きいでしょう。
あのときのご迷惑を私は未だにご恩返しできていないです。
でも、周りに同じような人があらわれたときに、大丈夫ですよ、何も心配ないよと、私がしてもらったときのように声をかけてあげられるようにするしかないのかなと。
また、実際子供を持つと、キャスティングする側も安心して母親役をオファーする説得力にもなります。がんばりましょう!
協力ありがとうございました!
