文学座こどもげき:観劇レポート
プラットフォームデザインlab 松本ゆい
今回は、文学座こどもげき「歴博で解け!怪人二十面相からの謎の手紙」の観劇レポをします!
ずっと楽しみにしていたこどもげき、我が家は夫・私・6歳長男・2歳長女の家族4人で行ってきました。
このこどもげきは、お芝居40分+謎解き20分の構成ですが、これがうちの長男には大ヒットでした。
まず芝居に釘付け。
劇場ではないフラットな空間での公演だったので、俳優がとにかく近いです。
怪人二十面相が翻すマントが起こす風が顔にあたったり、少年探偵団たちが走る足音が振動として伝わったり、とにかく臨場感がすごい。
俳優のパワーをこれでもかというくらい浴びました。
6歳長男はもちろんのこと、なんと2歳長女も集中を切らさず最後まで静かに観続けていました。
私としても、歌も、テンポ良く進む芝居も、コミカルな演出も全て面白かったのですが、これが謎解きに繋がるんだな、と思うとまた別の集中力が働いて面白かったです。

そして芝居が終わると展示室に移動して謎解きスタート!
参加者全員に用意された探偵ノートと問題シート。
歴博の展示物を見ながら探偵ノートと問題シートを行ったり来たりして謎を解いていきます。
この謎解きがちゃんと難しくて面白い!すごい凝っている!!
展示物をしっかり見ないと解けない問題や、いわゆる謎解き独特のひねった問題など、とにかく多彩な問題がたくさん。
謎を解けば解くほど歴博の知識が深まる、とても丁寧に作られた問題でした。
まだまだ観るよりも体験したいが勝つ長男にとっては謎解きがあったことが最高の相乗効果でした。
座組みの方に都度都度「頑張って!」と声をかけてもらい、父のサポートもありつつ最後まで自分でしっかり考えながらゴールへ向かっていました。
小学生向けの問題のため、年長さんの長男は謎解き時間がかなり長引いてしまったのですが、スタッフの方たちが見守ってくれ、適宜ヒントをくれるなどしてサポートしてくださいました。
私は謎解き時間はチョロチョロ逃げ回る2歳児を追いかけ回して終わったのですが、展示物のあちこちに用意されたボタンを長女が押してまわることで、少しですが展示物の魅力にも触れられました。ボタンを押すとパッとジオラマの街灯が灯り、当時の歌や喧騒が流れる「三越裏のカフェー街」という展示物、めちゃくちゃ可愛かったです。
新宿歴史博物館。こんな素敵な空間があったんだ、と新しい出会いに嬉しくなりました。
最後は謎解きの答え合わせを俳優さんとして、『正解!きみも探偵団だ』と言ってもらえました!
記念バッチと賞状をいただき、照れ照れしながらも嬉しそうな長男でした。
あと、チョロチョロちょろ助の2歳児は、会場に戻るたびに「おかえりー」と声をかけてもらえて、母はそのお気持ちが嬉しかったです。
いただいた賞状には、「むかしの人が大切にしてきたものを、今の私たちが知ること」「その上で未来をどう進むか考えること」がわかりやすくじっくり書かれていました。
最初から最後まで、この作品がとても丁寧に考えられ、作られたことがよくわかりました。
元々私はベイビーシアターやこども劇が好きなのですが、それはやはり、「子どもに芝居の楽しさを知ってほしい」という企画者・座組みの気持ちが伝わってくるからで、今回の文学座こどもげきも、こちらの期待以上にその思いが伝わり、本当に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
当日パンフレット・探偵ノート・問題シート・賞状、いただいたもの全てを家でしみじみ読みながら、この記事を書いています。
本当に楽しかったな。
次回の文学座こどもげきは、2026年7月18日から開催されるそうです。
みなさま是非。きっと特別な体験になるはずです。

