保育園に、入れない
俳優 小林義典
コラム

「保育園に、入れない」

俳優 小林義典

目次

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ようやく保育園が決まった

保育課から妻に電話があり、知ることになります。もちろん郵便物は見れていないので。

決まった保育園は園庭解放で遊んだこともあり、家からもそんなに遠くない。むしろ通わせてみたいと思っていた保育園でした。しかし5月中に面談に行かないと取り下げになってしまう。

妻は家庭の事情で遠く離れた九州に息子と2人で帰省しているため、面接で埼玉の自宅に戻るのが難しい旨、リモートで面談できないかを園に相談。園側は市に問い合わせてくれるなど対応してくれましたが、結局、市側からは面談は内定通知後指定の期間内に園児本人が参加の上でなければ認められず、融通のきかない国の決まりが揺るがないことも思い知らされました。

とはいえ実際は文句ばかりも言ってられないので、九州↔関東の往復飛行機代も今後の先行投資と思って2人で面談のために一旦、埼玉の自宅へ。

面談後の妻と電話すると「みんな、名乗ってくれた」とのことで、一安心。そして、標準時間でも利用して良いとのことだったし、仕事休みの時でも預けても大丈夫ですよと言ってもらえたということでした。

1年と2か月かかって、保育園に週5で通えることになったわけです。めでたしめでたし。

妻にこの記事の下書きを読んでもらった際に、修正・加筆がありました。

修正が少し、加筆して欲しいことがけっこうあって、僕が想像してた以上に、という意味で。妻の思いの切実さを感じました。その中で妻の言葉として、伝えたいと思ったので載せます。

「保育園に預けられない家庭のなかにも、働かなきゃいけない、子供の成長のために家族以外の人間と接触させたいなど、各々事情があるとは思いますが、だからと言って内定通知が来た保育園に即入園させるのは一旦待つほうがいいと思います。
自分たちももちろん喉から手が出るほど預けたかった。けれど辞退した。
その結果現在通えている保育園が決まるまでまた半年かかってはしまったけれど、それでも内定を蹴って良かったと思わせられるほど、自分たちとは相性、条件、ファーストインプレッションがよろしくない園もあるということ。を知って欲しいです。
あとは、まあ、じゃあ保育園見学行きなさいよねっていう。」

妻の言葉には、切実さがある。

息子が駄々をこねて保育園へ連れていくことが大変な日もありますが、行けば楽しそうにしてくれます。送り迎えをしてくれる妻に感謝です。たまにぼくも行きますよ。

言葉も出てきた息子ですが、隔週の週1回、療育には引き続き、行ってます。

保育園へは大人なら徒歩10分ですが、息子と一緒だと20~25分かけて通っていましたが、舞台のギャラで電動自転車も買えました。

保育園に入れるのは、早いほうがいいのか、わかりませんが、いつでもだれでも、簡単に入れるといいなと思うのです。それは甘えなのかなと思いもしますが、申請は簡単で簡潔なほうがいいなと思うのです。

息子は現在、4歳6ヶ月。まだ年少クラス。息子のおかげで人生が長くなった分、より楽しみたいです。初めての保育園の運動会は楽しかったです。

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