to R mansion赤ちゃんや子供向けの作品を作るようになったワケ
パフォーマー 上ノ空はなび
目次
赤ちゃんは劇場で本当に楽しめているのだろうか
0歳児から入場可の舞台を続ける中で、赤ちゃんは自分たちの意思ではなく大人に連れて来られてるけど、楽しめているのか疑問に思うようになりました。 言葉を話せたり、動ける年齢の子は、劇場ではほとんどリアクションがなかったとしても お家で急に「あの時のあれ、面白かったよね!」と言い出したり、劇中のセリフや動きを真似したりということも多々あります。赤ちゃんは、、、?と思い、考え始めた頃、ベイビーシアターという言葉に出会いました。 「生まれて最初の舞台芸術体験がどのようなものだと良いのか」 東京都アーツカウンシルの助成を受けて、ベイビーシアターの先進国であるスウェーデンへ赴きました。ベイビーシアターやチャイルドシアターの実践を様々なカンパニーや劇場へインタビューしたり実際に鑑賞させていただき、日本のそれらとは違っている部分が多々あり、上演環境、演出の仕方、始まり方、終わり方、、、学ぶことが沢山ありました。(それらはto R mansion サイトhttp://www.tormansionbabytheater.comで紹介しておりますのでご一読下さい) スウェーデンからダリア氏を招聘し、ベイビーシアターのつくりかたや考え方について、共同創作をしながら多くを学びました。
ベイビーシアターで一番大切だなと思うことは、「赤ちゃんの芸術体験が、何にも縛られることなく、好奇心のままに見たいものを見て、行きたい方へ行き、触りたいものに触る。振り返ると大人と目があって微笑んでくれる」という状況があることです。
やはりベイビーシアターでも同様ですが、空間、衣装、内容においても、大人が足を踏み入れた時に「わぁ!!」とテンションが上がってワクワクすること。それは抱っこされている赤ちゃんにも伝わる。やはりビジュアルや内容含めて質の高さやいかに豊かな芸術性であるかということが大切。
ベイビーシアターは赤ちゃんのためでもあり、大人のためでもあります。 赤ちゃんも大人もベイビーシアターを体験する前と体験した後では、表情や温度感が全然違います。赤ちゃんは活性化して生き生きとし、大人はリラックスしています。 私たちが目指してきた鑑賞後のそれと同じでした。

今の活動に対する思い
ベイビーシアター、チャイルドシアター、ファミリーシアター、それぞれの年齢層に合ったベストな形で、作品を楽しんでもらう場を創りたい。そしてそれが、なるべく1つのジャンルに絞られたものではなく、多様なジャンルが楽しめる豊かな芸術がいっぱい詰まったおもちゃ箱のような作品にしたいといつも考えています。
子どもが自由に思いっきり声を出して楽しんでいたり、大人が日常を忘れて爆笑したり、夢中になったりして、親子がテンション高く劇場を後にする姿を見るのが何よりの喜びです。
最近は、本当に子ども達が体を使って遊ぶ機会が減少していたり、デジタル社会の渦に巻き込まれているのがとっても心配!なので、ワークショップの機会をなるべく設けて、子ども達が、知らない子達と身体と想像力を使って一緒に創作したり遊べるようにしていきたいなと思っています。
色々な場所で、色々なイベントをやっているので、是非遊びに来て下さいね! その時は、子どもが騒いだら、泣いたら、もじもじして何にもしなかったら、迷惑かけたら、、、なんて全く心配しないで、解き放っていただいて大丈夫!
こちらにお任せ下さいませ!ドーンとお相手させていただきます!

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